ROLEX / EXPLORER Ref.124270①

ROLEX EXPLORER Ref.124270を購入しました。

何年もの間、購入を渇望していたロレックスのエクスプローラーをついに手に入れました。

自身の服飾品という意味では間違いなく人生で一番高価な買い物となりましたが、本当に満足できる素晴らしいプロダクトだと思います。今回、購入に至るまでにかなりの年数を費やしましたので、備忘も兼ねてその辺りに関して記したいと思います。

そもそもエクスプローラー購入を志すことになった経緯ついてですが、もともと私はロレックス自体にはあまり興味がなく、エクスプローラーというモデルも認知していませんでした。高級時計ではIWCポルトギーゼ・クロノグラフが欲しいな〜と漠然と思う程度でした。

ところがある時期に、書籍やブログなどで自分のスタイルや趣向の方向性に合致する方々が共通してある腕時計を着用していることに気付きました。それこそがこのエクスプローラーでした。その堅牢さやデザインのミニマルさに心を奪われた私はインターネットでこのモデルについて調べ始め、その歴史や詰まっている技術、哲学を知り、購入の意思を持ったと同時に“ロレックスマラソン“という言葉を知ることになりました。高級腕時計はお金だけでは買えないということに驚きを覚えました。

それからしばらく経った2019年12月末、義祖父母と妻、娘のみんなで街に出かける用事があったため、ダメもとで人生初のロレックスに入店してみることにしました。(当時はコロナ禍前で予約なしでの来店ができました)

予想通り所謂プロフェッショナルモデルは一切陳列されておらず、当然エクスプローラーもその姿は見られませんでした。

しかし情報強者である私はインターネットで、ここで諦めずに店員さんに希望のモデルがないかを確認することが肝要であるという極秘情報を握っていたので、すかさず店員さんに確認をしたところ食い気味で「在庫はありません」との回答をいただき、インターネットを逆恨みしました。

それでも諦めきれず、しばらく店内をうろうろしていたところ、先ほどの店員さんが近づいてきて小声で「実は在庫が......ご覧になられますか......」と声がけしてくれました(いや、あったんかい!)。おそらくは転売目的でないか、本気で購入したいという意思があるかを確認していたのではないかと思います。(家族みんなで伺っていたというのも功を奏したのではないかと考えています)

ドキドキしながら奥の個室で待っていると、夢にみたエクスプローラーが目の前に運ばれてきました。この当時のモデル型番はRef.214270でしたので、サイズは直径39mmでした。恐る恐る試着してみると、確かにモノとしてのクオリティを肌に感じました。ただ、39mmというサイズが私の細腕にはいささか大きく感じました。

一旦考えますとお伝えし、百貨店内の喫茶店で1時間熟考したうえ(今考えると家族はいい迷惑ですね)、その際は購入を控えました。

はじめての来店でお目当てのモデルに出会えたこともあり、この時の私はまた欲しくなった際にはそこまで苦労せずに買えるだろうとたかを括っていました。次に彼の姿を見るのは数年後になるとも知らずに......。

<つづく>